変な夢を見たときに思うこと
もしも睡眠中に、見たい夢を好きなだけ見られるとしたら、あなたはどうしますか?
世にも奇○な物語のような出だしです。
これって割と悩ましいテーマですよね。
夢を見ている間は理想の自分になれる。
ただ、目覚めたら昨日と全く変わらない自分がいる。
シンデレラの魔法が解けた後みたいなものです。
起きる度にあの切ない感じになるんですね。
寝ている時間は、自分の理想に向けて努力をすることができません。
でも、夢を見ている時間がとんでもなく楽しい。
次第に、あなたは選択を迫られるでしょう。
夢と現実、どちらを取るか。
つまりこの話題で問われているのはこんなことです。
「本物ではない幸せと、本物の幸せをこれから掴んでいくかもしれない自分の、どちらが欲しいか?」
ということです。
例えばあなたがプロのバンドマンになりたいとしましょう。
夢の中では有名なバンドでボーカルを努めています。そして現実では、安アパートでぎりぎりの生活をしながら、ライブハウスで歌っています。
生活ができる程度にアルバイトをして、他の時間は寝ていれば、プロのバンドマンになった夢をいくらでも見ていられる。
反対に、どんなにつらくても現実を見続けていれば、夢が叶うかもしれない。
有名にはなれなくても、バンドで生活していけるくらいにはファンができるかもしれない。
私たちは可能性の塊です。生きている間は、何にしても可能性はゼロではない。
ほとんど不可能なことも沢山ありますが。
可能性がゼロではない場合に、それに賭けるのか。それとも安全な方を取るのか。
あなたがどちらでいたいかということです。
そんなテーマを扱った、この、見たい夢を見られるとしたらという話は興味深いですよね。
そしてこの選択肢は、日常のあらゆるところに存在しています。
「やりたいことがある。でも、将来食べていけなくなるかもしれないこの道は諦めよう。」
「自分には、理想を叶えるだけの力はない」と悟った時に、人は諦めてしまいます。
それに加えて諦めてしまうタイミングがもうひとつあって、「リスクを背負いきれなくなった時」です。
でもこうして見ると、憧れを憧れで終わらせてしまうのは、いつも自分なんですね。
まあ、結局は自分次第ですよ、ってことなのかもしれません。
起きてやることもなくて、こんなことをうだうだと考えていました。